2024年11月29日金曜日

【第19話】 理想の「未来の政治」は、甲野善紀の身体論の中にある(24.11.29)

 脳化社会の塀の外にみずから出た勇気ある人のひとり、甲野善紀。

 彼から触発されたことの1つ。それは、

 理想の「未来の政治」は、甲野善紀の身体論の中にある。

つまり、

理想の「未来の政治」のエッセンスは、これまでの政治から「権力」を抜き去ることにある

その結果、権力を抜き去った政治自身が持つ、未知の力、それが相互扶助、友愛に基づく人権の力。これに導かれて様々な政治の課題が解決できる。

他方、

甲野善紀の身体論のエッセンスは、これまでの身体論から「力に基づく動作・鍛錬」を抜き去ることにある。
その結果、力を抜き去った身体自身が持つ、未知の力に目覚め、その力に導かれて様々な身体の課題が解決できる。 

例えば、甲野は身体全体を使うことを強調する。これと同様、政治においても市民全体が動くことが「未来の政治」の決め手になる。

そして、政治において、権力を使わずに、未知に力に導かれて、どうやって政治が回り、有効に働くのかについて、甲野の身体論から触発されるところが大。



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