Xさん
柳原です。
今の続きです(これで最後ですが)。
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Subject: 【追伸】1つの気づき「交換様式の4つ目は人権のことだ」について
Date: Fri, 9 Feb 2024 12:49:32 +0900
From: Toshio Yanagihara <noam@topaz.plala.or.jp>
To:
小川さん
柳原です。
スミマセン、あと1つ、また思いついたので、備忘録として。
柄谷行人の「力と交換様式」の4番目の交換様式を、人権で置き換えた時、
今度は人権が新たなものとして見えてくるのが分かりました。
それが、力です。柄谷行人は交換様式が持っているのは力だと。資本制社会(商品交換)であれば貨幣の力。国家制社会であれば国家の力。氏族社会であれば、贈与の力。そして、4番目の交換様式Xであれば、高次元の贈与の力と柄谷行人は言ってたのですが、この「高次元」というのがずっと正体不明でした。
私は、この「高次元」を解くカギが人権にあるのではないかと気づいたのです。
そうすると、人権というのは力として捉えることができる。一見、そうとは見えないのですが、歴史上、贈与や貨幣が(或る種の霊的な)力を持ったように、人権もまた、霊的(観念的)な力を持つのです。それが18世紀からのアメリカ革命の始まる人権の歴史が証明しています。人権宣言をすることで、それがそれだけで人々を震撼させ、それに従う、受け入れるようにさせる力があるのです。
この人権の力に着目することで、ブックレットの意義を見直せるのではないかと思いました。つまり、人権宣言としてのブックレットの発行が、人々に人権の力を思い知らせる、と。
取り急ぎ備忘録でした。
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