ノーム・チョムスキー 2003年世界社会フォーラム(Wikipediaから) |
山本太郎 2011年10月15日疎開裁判郡山デモ |
311直後、日本の知識人が沈黙する中、外からズカッと真理を語ったのが米国のアクティヴィスト、言語学者のノーム・チョムスキー。彼はふくしま集団疎開裁判の世界市民法廷(>映像ドキュメント世界市民法廷への道(1) 同(2))に向けて、次のように語った。
「社会が道徳的に健全であるかどうかをはかる基準として、社会の最も弱い立場の人たちのことを社会がどう取り扱うかという基準に勝るものはなく、許し難い行為の犠牲者となっている子どもたち以上に傷つきやすい存在、大切な存在はありません。日本にとって、そして世界中の私たち全員にとって、この裁判は失敗が許されないテスト(試練)なのです。」(2012年1月12日>原文)
311直後、日本の知識人が沈黙する中、外からズカッと真理を語ったもうひとりのアクティヴィスト。俳優の山本太郎。彼はふくしま集団疎開裁判の仙台高裁決定直後の新宿デモで、次のように語った。
原発が嫌だということは被ばくが嫌だからですよね。
放射性物質と人間の体は合い入れないものだ、だからこそ嫌なんだってことなんですもんね。
脱原発だけ言って被ばくを言わない政治が、一体何なんだってことなんですよ。
子ども被災者支援法、形だけ作ったけどその後どうなってんだってねぇ。
これに予算つけるまでは補正予算なんかにOK出さないよって、なんでそういう駆け引きしないんですかね。(2013年5月18日新宿デモ>彼のスピーチ)
野党(国民民主党)が「年収103万円の壁」、引き上げなければ補正予算にOK出さないよ、と駆け引きして引き上げさせたのはつい最近の話。つまり、やる気があればいくらでもやれるってことを鮮やかに証明して見せた。その真実を11年前に指摘したのが山本太郎。
そして、彼の上記発言は同時に、これを聴く我々市民に対して単刀直入の次の問いかけでもある。
脱原発だけ言って被ばくを言わない市民、一体何なんだってことなんですよ。
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